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ND有線イヤホンレビュー

ND 『Planet』レビュー。惑星を覗く奇抜なエントリークラスのイヤホンは堅実なサウンド。

NDから新作の有線イヤホン「Planet」が発売されました。
ドライバーには12mmの大型ユニットを搭載し、ベリリウムメッキ振動板が採用されています。
価格は約2,500円と、エントリーモデルに位置づけられるイヤホンです。
今回は、同価格帯のイヤホンと比較しながら、詳しくレビューしていきます。
NDのイヤホンはこれが初めてなので、どんな音かとても楽しみです。

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パッケージ

モデル名にもあるように、「Planet」は太陽系の惑星がデザインされています。
パッケージのサイズは、エントリーモデルによくある手のひらサイズです。

開封するとイヤホンとアクセサリーが入った箱が収納されています。

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アクセサリー

セット内容

  1. イヤーピース:S/M/Lサイズ
  2. ケーブル:3.5mm3極プラグ、0.75mmQDCタイプコネクタ
  3. 説明書など

必要最低限のシンプルなセットになっています。

イヤホン

ビルド

シェルやフェイスプレートには一切デザインが施されておらず、透明度の高い樹脂で作られています。
内部構造がすべて見えており、12mmドライバーは惑星をイメージしていると思いますが、まるで目玉のように見えて印象的です。
また、重量は片側約4.5gで、イヤホンとしては平均的な重さです。
筆者がこれまで手にしたイヤホンの中でも特に磁力が強く、左右のユニットを近づけるとクルクルと回り出します。
撮影が大変でした…

ノズルの口径は5.6mmと細めです。
シェルに大きな凹凸はありませんが、そこまで大きくないので、耳に問題なく収まります。
装着感は及第点ですが、長時間の使用でも耳の痛みや疲れを感じることはありませんでした。

ドライバーユニット

「Planet」は、ダイナミックドライバーを1基搭載した1DD構成のイヤホンです。
搭載されているドライバーには、12mmのベリリウムメッキダイアフラムが採用されています。

サウンド

使用環境

  1. アンプ    :TOPPING L30
  2. DAC      :TOPPING E30
  3. ケーブル   :付属ケーブル
  4. イヤーピース :付属イヤーピース
  5. エージング時間:25時間

周波数特性

音質評価

全体的に暖色系寄りで、ハーマンターゲット系のチューニングだと思います。
個人的には、かなりバランスの良い印象。

高音域

クセがなく、素直に音が出てきます。
音質はクリアでサラッとしており、とても聴きやすいです。
分離感が大きく劣るわけではありませんが、やや音が大雑把に感じられ、細かなディテールまで捉えるのが難しい時があります。

中音域

12mmドライバーの影響か、音の線が太めで、濃厚な中域が楽しめます。
ただし若干のこもり感があり、抜け感はもう一歩欲しいところ。
また、樹脂シェルのエントリーモデルに見られる特徴ですが、不自然に中音域が反響しているように感じられました。
とはいえ極端に気になるレベルではなく、イヤーピースやケーブルの交換である程度調整可能です。


ボーカルは男女ともに及第点といった印象ですが、やや距離を感じます。

低音域

低音は柔らかく滑らかですが、音の余韻はそれほどなく、音が遅れるようなことはありません。
音圧は面で迫ってくるようなイメージです。
サブベースはやや控えめで派手さはありませんが、楽曲全体を一番下でしっかりと支えています。

定位・音場

音場は標準〜やや広め。
音像は少し広がり気味ですが、定位感はしっかりしています。


「煌めくような高音域が!」「深い低音が気持ちいい!」「透き通るような女性ボーカルが鳥肌モンやで!」
…というような特化型のイヤホンではありませんが、どのジャンルの楽曲でもそつなく鳴らしてくれる、バランス型の万能タイプです。

イヤーピース・ケーブル・アンプ

インピーダンス 32Ω
感度 112dB
周波数帯域 20Hz – 40kHz

鳴らすだけであればスマホでも十分ですが、音が潰れてしまっている印象です。
ドングルDACなどを使用してしっかりと駆動させることで、解像度も改善して音にメリハリが生まれます。


イヤーピースの交換やリケーブルを推奨します。
特に銀メッキされた線材のケーブルに交換すると、音に煌びやかさが増します。
また、バランス接続の印象が凄く良いです。
「Planet」のノズルが太くないので、ほとんどのイヤーピースが問題なくフィットします。

比較

エントリークラスで多くの人が持っていると思われる「KZ ZSTX」と、ほぼ同時期に発売された「CCZ SOUL MC-01」を比較してみます。

イヤホンのフォルムは異なるものの、大きな違いはありません。
筆者の個人的な感想としては「CCZ SOUL」>「KZ ZSTX」>「ND Planet」の順で装着感が良いと感じました。
Planetは若干厚みがあり、ほぼ平らで凹凸が少ないため、他の2モデルに比べると装着感で一歩劣ります。
ZSTXも同じく凹凸はありませんがPlanetに比べて薄く、耳への収まりが良いです。
SOULは、耳の形に沿ったシェルのラインがぴったりフィットし、とても装着感が良いと感じました。


モデル ドライバー 筐体素材 価格
CCZ SOUL 1DD(10mmPET) 金属FP+樹脂シェル ¥2,780
ND Planet 1DD(12mmベリリウムメッキ) 樹脂 ¥2,499
KZ ZSTX 1DD(10mm)+1BA 樹脂 ¥2,249

※価格は2025年4月17日、Amazon【Yinyoo-JP】にて確認。

3モデルの仕様面で最も大きな違いは、ドライバー構成です。
PlanetとSOULは1DDですが、振動板のサイズや材質が異なり、Planetは12mmのベリリウムメッキ振動板を採用しています。
ZSTXは1DD+1BAのハイブリッド構成となっており、音の情報量が多いと思います。
では、実際に音質ではどのような違いが感じられるのでしょうか?


音域の量感については、周波数特性グラフ通りの印象といったところです。
低音域はPlanetがもっとも控えめで、ZSTXと同程度の圧を感じます。
ただし、同じ圧でも性質が異なり、Planetは楽曲全体に広がるような圧、ZSTXは低域の下の方から押し上げるような圧を感じました。

中音域はPlanetが最も厚みがあります。
ZSTXはクリアで聴きやすく、SOULはやや引っ込んだ印象です。

高音域ではPlanetがもっとも控えめですが、自然で耳に刺さることのないチューニングです。
他の2モデルはドンシャリ傾向が強く、高音域の主張がはっきりしています。
解像度に関しては、BAドライバーを搭載しているZSTXが一歩リードしているように感じました。

Planetは、特定の帯域が突出することなく、全体的にバランスよくまとまっており、自然な聴き心地を重視したチューニングです。


ND Planet
特定の帯域が強調されることなく、全体的にバランスの良いチューニング。
自然な聴き心地を重視するならおススメ。

CCZ SOUL
迫力のあるドンシャリサウンドが特徴です。
特に低音が強く、派手な音が好みならおススメ。

KZ ZSTX
BAドライバーによる解像度の高さが印象的です。
ドンシャリでクリアなサウンドを求める人におススメ。

総評

デザインが奇抜で敬遠してしまう人がいるかもしれませんが、音は堅実。
バランスが良く、かなり聴きやすく、エントリークラスのイヤホンとしてはとても良い仕上がりです。
オールラウンドで何でもこなせるエントリークラスのイヤホンが欲しい人におススメです。
個人的にはこの仕様、チューニングのまま金属筐体で聴いてみたい。

販売情報

「CCZ SOUL」は、Amazonにて2499円で販売されています。

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今回比較した定番モデル「KZ ZSTX」もおススメです。

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「CCZ SOUL」はドンシャリで楽しいイヤホンです。

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CCZ SOULのレビューはこちらからどうぞ。

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