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Kineraイヤホンレビュー

『Kinera』Celest Pandamon 2.0レビュー。小さくてもパワー!

あのイヤホンユーザーに衝撃を与えたパンダモンがバージョンアップをして帰ってきた!
バージョンアップされた2.0では新たな筐体でチューニングされ、万人に愛されるような仕様になっています。
ドライバーは1.0に引き続き、10mmの角型平面ドライバー、SPD™2.0が採用されています。
その小さくて美しいシェルからどんな音が奏でられるのでしょうか。

では、パンダモンが居なくなってしまったPandamon 2.0を見ていきましょう。

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パッケージ

パンダモンが生息しているのでしょうか?
パッケージは、幻想的な青い洞窟か山脈をイメージしたデザインとなっています。
裏面には製品の仕様と、パンダモンの背景について記載されていました。

高級感のある黒い化粧箱でした。
中にはイヤホン本体とイヤホンケースが収納されています。
イヤホンケースの中にアクセサリー類が入っていました。

アクセサリー

セット内容

  • イヤホンケース
  • 銀メッキケーブル:3.5mmプラグ、0.78mm2pinコネクタ、4芯5N銅
  • イヤーピース(赤):Celest 608バランスタイプ S/M/L
  • イヤーピース(黒):Celest 221高音強化タイプ S/M/L
  • 説明書

標準的なセット内容だと思います。
イヤーピースは2種類付属しており、両タイプとも試してみたいと思います。

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イヤホン

ビルド

フェイスプレートは、パッケージカバーと同じデザインが採用されています。
シェルのサイズはとても小さく、メントスより一回り大きい程度です。
イヤホンの重さは、片側わずか2.6gと非常に軽量です。
ほぼフラットな状態で2Pinソケットが埋め込みされています。

軽く小さいので手軽に扱えて、装着感は良好です。
ノズル径は6.3mm、ステムの太さは5.3mmです。
ノズルは太いですが、ステムが短いため、耳の中で当たって痛みを感じることはありませんでした。
しかし、イヤーピース選びは苦労しそうです。

スペック

ドライバー 10mm SPD™ 2.0
感度 108dB
インピーダンス
周波数帯域 20Hz – 20kHz

サウンド

使用環境

  1. アンプ   :TOPPING L30
  2. DAC    :TOPPING E30(AK4493)
  3. ケーブル  :付属ケーブル、3.5mmプラグ、SE接続
  4. イヤーピース:付属イヤーピース(黒)Celest 221高音強化タイプ Mサイズ
  5. エージング :10時間

音質

小ぶりなシェルからは想像できないほど、芯が太く、力強い印象を受けました。
圧も十分に感じられ、グイグイと鳴らしていきます。
ダイナミックで、派手な音だと思います。

高音域

平面駆動ドライバーの特徴である繊細な音の表現や高い解像度を感じることができます。
高音域の一番上はあまり強調されないので、キラキラとした音はあまり出ませんが、刺さりはないので聴きやすいと思います。
また、乾いた音で伸びも十分です。

中音域

厚みがあり弾力感のある中音域で、存在感があります。
抜け感も十分で、ボーカルや楽器の音がクリアに聴こえます。
個人的には、女性ボーカルよりも男性ボーカルが好印象でした。
力強い歌声やパワフルな演奏表現に合っていると思います。
ですが、高音域から中音域にかけての部分で粗さを感じます。

低音域

メインは中低音域で、特に低音域の存在感が際立っています。
サブベースもしっかりと鳴り、力強い低音表現を楽しめます。
キレがあり、速いテンポの曲でも音を追従します。
低音が強めの楽曲では、低音の響きが過剰に感じられる場合もあるかもしれません。

定位・音場

音場はやや狭め~普通。
決して窮屈ではありませんが、中心に集まっているイメージです。
定位感は良好で、楽器やボーカルの位置関係が明確に把握できます。
音像は若干大きめですが、不自然なほどではありません。

アンプ・ケーブル・イヤーピース

アンプ

高感度(108dB)で、インピーダンスも低いため(9Ω)、スマートフォンでも十分に音量を得られる高感度設計です。
実際にXperia Premiumで試したところ、ボリューム6割で十分な音量でクリアな音質で再生できました。
古いXperiaであっても問題なく再生できたことから、幅広いスマートフォンで快適に使用できると思います。
また、ドングルDACを挟んであげれば音質的にも十分だと思います。

ケーブル

付属の銀メッキケーブルは音質に不満がありませんでした。
ですが、クセが付きやすく、取り回しがやや難しく感じました。
個人的にJSHiFi-Nocturneとの相性が良いと思いました。
中高音域の粗さが改善し、滑らかな音質になりました。

イヤーピース

イヤーピースは、赤軸のバランスタイプだと低音が強くなりますが、黒色の高音強化タイプだと各音域のバランスがよくなります。
ですが、付属のイヤーピース自体、あまりお勧めしません。
パンダモンのノズルは太く、ステムが短いので、これに合うイヤーピースを探すのは大変です。
軸が長いとすぐにイヤホンからすぐに外れてしまいます。
TRI Clarionは軸が太く短いので、パンダモンのノズルにしっかりとフィットし、簡単に外れません。
また、音域のバランスが良くなり、音に広がりが出ると思います。

総評

Pandamon2.0は様々な音楽ジャンルに対応できますが、特に、ロックやヒップホップとの相性が良く、力強いサウンドが楽しめます。
小さくて軽いので持ち運びやすく、装着感も快適です。
また、価格は59ドルと比較的安価で、コストパフォーマンスの高い価格設定です。
手軽に扱えて本格的な音質の平面駆動型イヤホンをお探しの方、初めての平面駆動型イヤホンを試してみたい方は特にオススメします。

販売情報

Pandamon2.0は今回レビューした黒色以外にも、青色もあります。
また、3.5mmステレオミニプラグと4.4mmバランスプラグのどちらかを選んで購入できます。

Kinera Celest Pandamon 2.0
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Kinera

Angeldac Audio Storeでは定価59ドル(9,357円)のところ、49.7ドル(7,882円)で販売しています。
また、5.6ドル引きクーポンが利用可能で、44.1ドル(6,994円)にて購入できます。
※2024年5月12日現在

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Pandamonに合わせるケーブルはJSHiFi-Nocturneがオススメ、イヤーピースはTRI Clarionで間違いないと思います。

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