1111大セール記念の福袋ケーブルとして発売されたNICEHCKの『BlackJam』をレビューします。
BlackJamの最大の特徴は、銀メッキプラグを採用している点です。
また、線材には高純度銅が使用されています。
このケーブルによってどのように音質が変化するのか、使い勝手を含めて詳しくレビューしていきます。
ケーブル
BlackJamというモデル名にふさわしく、ケーブル全体が黒色で統一されています。
プラグには、高い伝導率が特徴の銀メッキが採用されています。
一般的に、オーディオ機器のプラグには金メッキが用いられることが多いですが、銀メッキは金メッキよりも電気伝導率が高く、電気抵抗が低いという特徴があります。
この特性が、音質にどのような影響を与えるのか、とても楽しみですね。
スライダーやコネクタなど、パーツ類のデザインは統一されており、全てシルバーで仕上げられています。
ブラックのケーブルとの組み合わせが非常にスタイリッシュです。
金メッキプラグの場合、金色がやや浮いた印象になることもありますが、BlackJamの銀メッキプラグは、パーツの色と調和して、一体感のあるデザインとなっています。
ケーブルは、7Nの高純度銅を線材に採用した二重シールド構造となっています。
外装には、PP・ナイロンの糸を編み込んだ柔軟性の高いケーブルが採用されており、編み込みはそれほどキツくなく、ねじってもクセが付きにくくなっていました。
装着感・取り回し
PP・ナイロンの外装にしては細めで柔らかく、しなやかさがあり、取り回しが良い感じました。
クセはつきにくいものの、一度ついてしまうと戻りにくい点がやや気になります。
タッチノイズは少なく、服の擦れなどの音もあまり気になりませんでした。
音質
全音域において、明瞭度が増し、音全体が輝きを増して、メリハリが出ました。
音がクリアになったといっても、決して粗さが目立つことなく、洗練された印象を受けます。
中高音域が前面に押し出されたような感覚で、より鮮やかに聴こえるようになりました。
ボーカルに関しては、声の伸びが向上したと実感しました。
特に女性ボーカルのロングトーンは顕著に表れ、歌声が美しく響きます。
低音域は、ズッシリとした重く感じますが、タイトに。
低音の質量自体は変化していませんが、音の強弱がより明確になり、ダイナミックな表現になりました。
音の広がりは若干増したと思いましたが、特段広くなったとは思えません。
総評
音質は、NICEHCKが3か月かけて開発しただけあり、良いケーブルです。
純度の高い線材と銀メッキプラグを採用することで、クリアで美しいサウンドを実現しています。
デザインも高級感があり、どんなイヤホンとも合わせやすい点が魅力です。
まだ在庫が残っていれば、購入することを強くおすすめします。
販売情報
NICEHCK BlackJamは11.11大セール記念福袋ケーブルとして約9300円にて販売中です。
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