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KZイヤホンレビュー

KZ × angelears 『Libra』High-Resolution ver.レビュー。

KZから新作イヤホン「Libra」が発売されました。
Libraは、Angelearsとのコラボモデルで、2種類の音質タイプが用意されています。
今回は、高解像度タイプの「High-Resolution」のレビューを行います。
価格は15ドルと、エントリーモデルに位置付けられています。
さぁ(あ、またハイレゾバージョン…)な、Libraを見ていきましょう。

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パッケージ

いつものパッケージとは異なり、さらにコンパクトになっています。
デザインはほぼ一緒で、裏面も同じく仕様が記載されています。

箱を開けるとドドンッ!と、イヤホンが収納されています。
その中には、イヤーピースやケーブルなどのアクセサリーが同梱されています。

アクセサリー

セット内容

  1. イヤーピース(シリコンタイプ):S/M/Lサイズ ※Mサイズは本体に装着済み
  2. ケーブル:3.5mmL字プラグ、QDCコネクタ
  3. 説明書

パッケージは変わってもアクセサリーに変更はありませんでした。
親の顔より見た付属品です。

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イヤホン

ビルド

イヤホン全体は樹脂製でできていて、フェイスプレートにはメタルカバーを組み合わせています。
また、メタルカバーは軽量な材質を使用しているため、イヤホンの重量は3.4gと軽くなっています。
装着感も良好で、長時間の使用でも耳から外れたり痛みはありませんでした。

ノズルとステムの太さは4.7mmとくびれ部分はなく、5.3mmの返しがついています。
どのイヤーピースでもしっかりと装着でき、簡単に外れることはありませんでした。

スペック

ドライバー Dynamic Driver
感度 108dB
インピーダンス 25Ω
周波数帯域 20Hz – 40kHz

ダイナミックドライバーのサイズについては記載がありませんでした。
また、Balanced ver.との大きな違いは、20Hzで5dBの差があり、800Hzではほぼ同じくらいのレベルに落ち着きます。
中音域から高音域にかけては比較的同じ傾向であることが分かります。
両タイプは単に低音域だけの差なのか、Balanced ver.のレビューと比較してみると面白いかもしれません。

サウンド

使用環境

  1. アンプ   :TOPPING L30
  2. DAC    :TOPPING E30(AK4493)
  3. ケーブル  :KZ OFC銀メッキアップグレードケーブル90-3 (OFC-Silver) ※終売品
  4. イヤーピース:SONY EP-EX11M

音質

初めて聴いた時は驚かされました。
KZらしいパワーのあるサウンドとは対照的で、オーソドックスなサウンドです。
1DDドライバーながら、謳い文句通りの広い音域が感じられます。

高音域

高音域は明るく明瞭度がありますが、「Vader ハイレゾver.」のようなシャリつきはありません。
抜けが良く、サラッとしたサウンドです。
解像度も十分あり、細部まで鮮明に表現しています。

中音域

全体的に音が軽く、音と音に隙間があるように感じます。
中音域はクリアで、詰まりを感じさせません。
男女ボーカルともにクリアで聴きやすく、楽器との分離感も良好です。

低音域

低音域は力強さはないものの、しっかりと存在感のある低音です。
柔らかい音質で、キレは控えめです。
余韻は長くないものの、音切れ感はなくスムーズに聴こえます。

定位・音場

音場はに広く、上下左右に広々としています。
各楽器の定位も明確で、立体的な音像を楽しめます。

アンプ・ケーブル・イヤーピース

ケーブルとイヤーピースは、交換が必須だと思います。
アンプに関してはスマホの直挿しでも十分にリスニングできるパワーが得られます。
ですが、個人的にはドングルDAC以上の出力を推奨します。

総評

良くも悪くもKZらしくない音です。
KZのドンシャリで楽しい音を期待すると物足りない印象を受けるかもしれません。
ただし、音域が広くて音場も広々としており、今までのKZにはないサウンドが楽しめます。
約2000円という価格を考えると、コストパフォーマンスの高くオススメできるイヤホンです。

販売情報

LibraはAngeldac Audio Storeにて販売しています。
価格は2000円から2400円程度です。
高解像度タイプの「High-Resolution ver」と、低音域タイプの「Balanced ver」があります。
購入時に希望するタイプを選択してください。

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