今回は、NICEHCKから発売されたイヤホン用ケーブル『DuskSky』をレビューします。
DuskSkyは、「6N純銀」「7N銀メッキ銅」など、5種類の線材を組み合わせたケーブルです。
価格は約6,000円。
このケーブルでどのように音質が変化するのか、使い勝手も合わせてレビューしていきます。
ケーブル
シンプルで落ち着いたデザインのケーブルです。
黒系のイヤホンとの相性が良さそうで、様々なイヤホンに合わせやすいと思います。
プラグ部分はグレーで、グリップ部は指でつまみやすい形状となっています。
プラグ、スライダー、コネクタは、全てデザインが統一されています。
NICEHCKのケーブルは、パーツ一つ一つのデザインにこだわりが見られ、見ているだけでも楽しいですね。
線材には、「6N純銀」「7N銀メッキ銅」「銀メッキ高導電性銅」「導電性繊維」「銀メッキ焼きなまし銅」という、複数の高品質な素材が採用されています。
外装はPVC素材ですが、ベタつき感がほとんどなく、安っぽさも感じられません。
また、編み込みがそこまでキツくなく、ケーブルをねじってもほとんどクセがつきません。
装着感・取り回し
4芯ケーブルとしてはやや太めですが、柔軟性が高く、絡まりにくいのが特徴です。
重量は約34gと軽く、タッチノイズもほとんどありません。
取り回しの良さは、ケーブルの中でも上位に位置すると言えるでしょう。
比較
「ZiSin-12」「NICEHCK-DuskSky」の2つのモデルを比較してみました。
タッチノイズ
どちらのモデルも、ケーブルに触れてもノイズがほとんど発生せず、静かな環境でのリスニングを妨げることはありませんでした。
ケーブルの太さ
「ZiSin-12」＞「NICEHCK-DuskSky」
若干DuskSkyが細くなっています。
またDuskSkyは編み込みが緩くなっているのが分かると思いますが、ケーブルが非常に柔らかく、取り回しが非常にスムーズです。
音質
低音域は、輪郭がくっきりとし、力強く押し出すような音質に変化しました。
低音の量感が増し、楽曲のドライブ感が向上したように感じます。
高音域は、伸びやかでクリアなサウンドとなり、スッキリとして雑味のない印象です。
解像感の高いサウンドで、楽器の音色やボーカルの表情をより鮮やかになります。
全体的な印象としては、音が引き締まり、瞬発力のあるアタック感が際立つ。
特に、リズム感が強調され、楽曲のダイナミクスをより深く味わえるようになりました。
ボーカルは、よりクリアでパワフルになった印象です。
また、音場に関しては変化は感じられませんでした。
総評
まずは、取り回しの良さやタッチノイズの少なさが魅力と言えるでしょう。
音質に関しては、様々な線材が複合的に影響し合うため、特定の線材がどのように音質に寄与しているかを断定するのは困難です。
しかし、このケーブルは間違いなく音質の向上に貢献していると感じられます。
特に、クリアで解像度の高い、力強いサウンドへと変化させる効果が期待できます。
一本持っておいて間違いないケーブルだと思います。
販売情報
NICEHCK DuskSkyはAmazonにて約6,000円にて販売中です。
割引クーポンが使えることが多いので、ぜひチェックしてみてください。
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